リヤフェンダー(クォーターパネル)のこの場所は・・・
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- 2016年04月26日
- ご挨拶 デントリペア
GWに向けてメールでのお問い合わせも急増しております。内容を確認次第、順次回答させていただいております<m(__)m> 尚、メールやお電話でのお問い合わせでは詳細な判断が出来ないためリペアの可否等、またサイズ違いによる見積額の差異もあるためあくまでも概算での見積り及び判断であることご了承くださいませ。デントリペアは板金塗装と違い修理可能なへこみには”条件”が合うかどうかがポイントになります。正確なお見積りやリペアの可否、可能な場合の仕上がりレベルや作業時間等々・・・の判断はやはり直接拝見させていただくことでお客様にとって最善なリペア法をご提案出来るかと思います。
板橋区よりレクサスISのオーナー様がご来店です。リヤフェンダー(クォーターパネル)を軽~く擦ってしまったとのことでご相談いただきました。
この場所・・・がっつり擦ってしまった場合はリペアは不可になってしまいますが、今回のような僅かに擦ってしまったようなへこみやドアパンチ等であればデントリペアで復活出来るケースも多々あります。
横筋状に約4センチほど・・・あまり深く折れているとリペア後も線傷がくっきり残ることもあるのであまりお勧め出来ませんが、この程度なら大丈夫!・・・
とは言っても?決して簡単ではありません(>_<) この場所をリペアする際には①内装又はテールレンズを外すことでツールアクセスさせるか、②タイヤハウス内に小さな穴を開けてアクセスを確保するか、③プーリング法で表からリペアするか、の3方法の選択になります。
大切なのはまず第一に”仕上がりレベル”を確保出来るかどうか!そして次にお客様の意向を考慮のうえ費用対効果の面でメリットを感じていただける方法の選択、このことを念頭に置いてひとつひとつのへこみに柔軟に対応することを考えています。
今回は③のプーリング法を選択!場所的に内装側からのツールアクセスは不可、また②のタイヤハウス内からは2重構造の隙間が非常に狭く厳しいと判断・・・深さもそれほどでもなく塗装面の劣化もなかったのがその理由。オーナー様にも事前にしっかり作業方法等をご説明のうえ、丁寧にリペアさせていただきました!それでも1時間ほどのお預かりにてデントリペア本来の仕上がりにてフィニッシュ!オーナー様のご期待にもお応えすることが出来ました(^^♪
せっかくなので・・・もう一台、こちらは別のお車ですがやはりリヤフェンダーの前方プレスライン部へのドアパンチ跡になります。
先程のへこみよりもちょっと深いですね・・・どうしてもツールアクセス出来なければやはりプーリング法しかないのですが、この深さですと中心がどこまで出るか?またそのために何度も引き出しを繰り返すので塗装面に対するリスク(剥がれ等)も高くなってくるので安易に判断出来ないケースです。
こちらはタイヤハウス内にツールアクセスさせるための小さな穴を開けさせていただきました(リペア後はしっかり塞ぎますので全く問題ありません)。内装を全て外してリペアする方法もありますが内部の構造からツールが届いてもかなり無理な姿勢での作業となり作業時間及び別途内装脱着工賃もかかります。何よりも最適なツール及びアクセスを確保出来るか否かが一番大切なリペアの仕上がりに影響しますので今回は迷うことなくこのリペア方法をお客様に提案のうえ作業させていただきました!
メーカー、車種も違えば鉄板の厚さも様々、へこみの場所も直し易い所もあれば直し難い所も多々あって(:_;) 私達は毎日の経験を積み重ねることで日々いかに綺麗に(第一はこれ!)そして効率よく(無駄なことをしない・・)仕上げるかを常に考えています。それが結果的にお客様にとっても”頼んで良かった”と思われるような価値のある結果になると思っています。。。(*^^*)