プーリングとそのリスク・・・
- 投稿者:
- 2016年10月19日
- デントリペア 雹害リペア
昨日からお預かりしている雹害車のリペアをひたすら。そして本日完成!何度もチェックして”よ~しひとつ残らずリペアしたぞ~!”っと・・・が?しかし?
あれ??
バックドア上部にポチッと・・・一カ所まだありました(T_T) この角度でも雹が当たったということなんですね~。
この場所は袋構造のためデントツールが入らない箇所なので表から引っ張る”プーリング法”にて無事リペア完了!無事お引き渡しいたしました(^^♪
こちらも昨夜からお預かりしているスバルエクシーガ、相模原市よりお越しいただいたオーナー様には代車をお使いいただいて本日夜のお渡しにて”計10カ所の一台まるごとリフレッシュ”です。
その中から、やはり!?工具アクセスが出来ない箇所のご紹介・・・まずはリヤフェンダーの前方(リヤドア後方)ですがこの場所もほとんどの車種に於いて裏に隙間がないので通常のデントツールでのリペアが出来ません。
経験上プーリングに対するリスクが少し高い塗装面なので注意が必要です(同業者様から剥がれた・・という情報もあったので)。例え新車からのオリジナル塗装でもメーカーや車種によってリスクの差があります、もちろんオーナー様のお手入れや駐車環境等によっても塗装面の経年劣化の度合いが変わりますのでこの辺りの見極めも大事ですね。
”プーリング法”の場合は表から引き出す方法ゆえ必ず作業リスクが伴います、それでも何種類かのプーリングツールを使い分けることでそのリスクが最小限になるように・・・とにかく慎重に作業する必要があります。
同様に・・・こちらも原則工具が入らないルーフピラー部分です。
慎重に慎重に・・・無事リペア完了いたしました(^^♪
どうしても工具が入らない場所に有効なこのプーリング法ですがそのリスクも含めてオーナー様への事前説明が重要です・・・やたらと不安を煽ることはありませんが万が一のリスクをご理解いただき安心してお任せいただけるように・・・万が一のことがあったらお客様も、そしてそれ以上に私が落ち込みますからね(:_;) 小さなへこみだからと言って本当に侮れないのです。。。