厳しいリペアから得られるもの・・・
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- 2017年07月03日
- デントリペア
普段あまりご紹介はしていませんが・・・ご来店のお客様の車両ではなく提携板金工場に入庫した車両のフロントフェンダーのデントリペアからスタートしております、かなり複雑なへこみで擦った際の傷もあるため塗装も必要なケースなので今回は塗装前の粗出し工程をデントリペアにて対応させていただきました。
激しい損傷ではありましたがフロントフェンダーゆえのツールアクセスの良さ、そして塗装前提ということで万が一の塗装割れ等のリスクを負うこともなくリペア出来るためここまで復元することが出来ました。通常は当店でもご相談いただいたお客様には板金塗装をお勧めするケースではありますが厳しいへこみがどこまでリペア可能か?等の判断材料として、また色々な技術やツールを試すことも出来るのでこのような完全修復が不可能なへこみであっても敢えてリペアすることで得られることがたくさんあります。
大和市より・・・三菱デリカD-5のオーナー様からドアのへこみ(波打ち?)のご相談をいただきました。
拝見すると?ドアの真ん中10センチ四方に違和感・・・オーナー様によるといつの間にかのドアパンチを発見、どうしたものか?と悩んでいた所、お知り合いから接着剤で引っ張るDIYキットなるものがあるよ!っと。
が。しかし??見事に撃沈(T_T) これ(DIYキット)、見たことある方はおわかりかと思いますが接着剤で引っ張る際に両端にあるアタッチメントの足が踏ん張るので強く出そうとすればするほど、そしてフラットな場所であればあるほど非常に難しく・・・元のへこみよりも酷くなってしまうことも多々あり(+_+) 場合によっては塗装が剥がれてジ・エンド・・・なんてことも過去にご相談されたお客様にもいらっしゃいます。
元のへこみよりも歪みが大きくなってしまうと当然ですが私達プロがリカバリーする際にも施工料金も高くなってしまうことがほとんど、またあまり酷くされてしまうと局地的なパネルの伸びもあり本来の仕上がりにならない・・・なんてこともあり、とにかく困ったことだらけ(-ω-)/
でもオーナー様のお気持ちもとっても良くわかりますので出来る限りの対応をさせていただきました!
最初にご紹介したへこみよりもシビアに仕上げなくてはいけないので本当に難しいケースではありましたがオーナー様にもとっても喜んでもらえる結果にて終了でございます。
オーナー様も”次は何もしないでそのまま持ってきます~~”っと(私に突っ込まれてしまいますからね・・爆)笑顔でお帰りになられました~~(^.^)/~~~