塗装面の状態を見極めることが大切です・・・
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- 2023年01月27日
- お知らせ デントリペア
練馬区より・・・VWゴルフのオーナー様にお越しいただきました。
リヤフェンダーの前方の隙間の狭い箇所のへこみです・・・この場所ですが2重構造のため工具アクセスが難しくなります(>_<) それでも傷もなく深さもそれほどではないので今回は迷わず表から引き出す”プーリング法”でのリペアをご提案させていただきました。結果!全く問題なくリペア完了でございます(^^)/
リンク先の記事でも詳細をご説明していますがこのプーリング法、傷があったり、また再塗装面だったりすると塗装剥がれのリスクが伴いますので慎重な判断が必要となります・・・新車からのオリジナル塗装でも年数が経過していたり普段からのお手入れが悪く艶がなかったりすると一気にリスクが高くなりますので施工が出来ないケースも( ;∀;) 自動車メーカーによってのリスクの差もあり全てのプーリングに於いて”絶対大丈夫”とは言い切れないので私たちもしっかり拝見の上、過去に鈑金塗装(再塗装)の痕がないか等はもちろんですが、内心”これはまず安心~”っと思っていてもリペアする際には事前に作業中のリスク等のご説明を必ずしています。
こちらは取引業者様からのご依頼にて・・・スバルレガシィワゴンですがBH5型ですので既にデビューから20年以上経過しているモデルです(距離も少なく内外装極上車でした!)。
ご依頼いただいたのはリヤドアのへこみ、プレスラインにはかかっていませんがこのお車、ちょうどこの辺りに補強があったんだよな~っと(^^;・・・再塗装はされていないオリジナル塗装でしたが表面上の見た目に問題がなくても塗装の柔軟性がなくなっている可能性もあるためプーリング法はちょっとリスキーですので・・・恐る恐る工具を入れてみると?
ギリギリでしたが無事届きました~(昔はほぼ毎日リペアしてたので迷うことなく工具アクセスさせてたんですけどね(^^;・・)!とても大切にされているのが伝わってきましたからね、無事お役に立てて本当に良かったです。
ちなみにこのような小さなへこみでも少し深さがあったりすると塗装状態によっては不用意に一気にリペアすると塗装割れが発生するリスクもあります・・・当店では屋外ではなく全ての車両のリペアを作業環境の整った店内にて実施しております。それでもこの寒さですからね、リペア前には塗装面の温度の確認は必須、また空調(暖房)の効いた店内ではありますが状況によって更にヒートガン及びT-HOT BOXを使用して塗装面を暖めながら慎重にリペアしています。念には念を入れて・・・やり直しが出来ないデントリペアなので毎回全力リペアです(^O^)/