引っ張って~~引っ張って~~(;_:)
- 投稿者:
- 2012年12月01日
- デントリペア
気がつけば早12月・・・本当に歳を重ねるごとに一年が早く感じてしまいます。とにかく一日一日を無駄にしないように過ごさなければなりませんね!私に出来ることはご依頼いただいたへこみをひとつづつ丁寧にリペアすること・・・これに尽きます(・へ・)!
今日は引っ張り三昧の一日となりました!?
デントリペアの基本はデントツールと呼ばれる工具でへこみの裏から丁寧に押出すこと・・・ではありますが近年車の構造も複雑になり、まともにツールアクセス出来ないケースも日常茶飯事(ーー;) 直しやすい場所ばかりにへこみが出来ることはありませんからね~。
これはルーフサイド部分、多くの車種に於いてこの場所は裏からのツールアクセスが出来ない構造になっていますが・・・このように”裏からリペアできなければ表から引っ張って直しましょう!”っということでリペア完了です。
通常のリペアに比べてこの引っ張る方法はその名の通り”プーリング”などと呼ばれていますがこれがとにかく難しい技術とされています。しかしこの程度であれば全く問題なくリペア可能なケースがほとんどですから決して諦めないでくださいね(^^♪ 近年多い雹害に於いてもこのプーリング技術が使いこなせるか否かでリペアの可否や仕上がりレベルが決定してしまうほど重要なリペア法です。
これまたルーフサイドに胃が痛くなるほどの深いへこみ(ーー;) この位になるとリペア中のリスク(塗装へのダメージ等)が高くなるので慎重な判断が必要になってきます。
こうなると一回の引張りでは到底出てこないので大変な作業です(神経磨り減ります^_^;)・・・何度も引っ張っては叩いてを繰り返しなんとかここまで復活^_^; 欲を言えばもう少し塗装肌を調整したいところですがリスクとの兼ね合いもありここで終了、お客様には仕上がり予測を伝えての作業でしたが予想以上とのことで大変喜んでいただけました(^^♪
そしてこちらは?・・・先日の出張作業での一台ですがなんとも塗装表面がぼやけていますが!?これは”つや消しパール”というボディカラーでして、決して板金塗装の途中ではありませんよ^_^; でもとにかくへこみがボヤぁ~としてリペアし難いのなんのって・・・出来れば普通にツールアクセスしたかったのですがこれまた内張りを外して内部を確認するも絶対無理な構造に参りました。
ってことで最後の手段でプーリング・・・ではありましたがもしものリスクを考えると出来れば回避したいほどのお値段のお車でして!?(;_:)
これでわかる方はわかっちゃいますよね^_^; もちろんリスクもご承知済みでの作業ではありますが・・・無事直って良かったです~~(^^♪
このオーラはやはりスーパーカーならではですね。。。