こ、これは・・・(>_
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- 2013年10月01日
- デントリペア
取引業者様からのお持込にて・・・自動車オークションに出品予定の車両です。
まだ年式も新しいのだけれど、このへこみだけはどうにもいかん(ーー;) とのことでのご依頼です。
しかし!?これはかなり深いですね~、指がすっぽりと嵌る深さって”どんだけ~?”←古っ。
あれだけ伸びていた部分は一体どこに行ってしまうのか?たまにそんな質問をお客様からされるのですが・・・素材そのものを点の集合体で絞り表面積を縮めて塗装肌を合わせていく、と言ったらご理解いただけるでしょうか?←”言うは易し行うのは超難しっ”ですが^_^;
最終調整は景色を映りこませて。
それにしても塗装の柔軟性も凄いものですね、もちろん鉄板の伸び率も含めて限界はあるのですが、この塗装も割れずにリペアに応えてくれることに直している私でさえ驚くことも多々あります。
へこみがどうして直るのか?そのことを物理的に完全に理解したうえで訓練を重ねた精密な作業を施す=デントリペアです。
ですから裏から押せそうだと思っても絶対に真似しないようにしましょうね(直らないどころか間違いなく酷くなります)。
こちらはポルシェボクスターのフロントフェンダーに出来た一見ごく普通のドアパンチのようですがへこみの中にいくつかの出っ張りがあります・・・う~ん、誰かが裏から押してしまったようです(;_:)
幸いにも致命的なポイントはなかったので充分リカバリー可能でしたが、やはり通常のリペアよりも2倍、3倍と時間がかかってしまいます。
まあ、結果オーライ!ポルシェボクスターの美しいフェンダーラインの復活です。
押して直すのがデントリペア・・・ではありますが!?
ただ押しても直らないのがデントリペアです・・・皆さん、くれぐれもご注意を(^^ゞ