深さと場所の関係。
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- 2013年11月17日
- スクール デントリペア
トヨタプリウスの女性オーナー様・・・当店のお客様よりご紹介をいただきご来店いただきましたが、ナンバーを見ると”大宮”。
埼玉県川口市からわざわざお越しいただきましたm(__)m
ドアのプレスライン・・・プリウスと言えばこの場所!?というほど定番中の定番ですね^_^;
プレスラインのへこみって確かに難しいケースではあるのですが、強度のある場所なのでリペアする際に強く押し戻す力に対しても、そのポイントと力加減さえコントロール出来れば充分綺麗に直すことが可能です。
突く作業だけではなく叩く作業も必須、そしてベストなツールの選択、塗装肌を合わせて歪みも処理しながら・・・とデントリペアの基本作業が凝縮されていると言っても過言ではありませんね。
ちなみに私がこの技術を習った10数年前、その時代のスクールに於いては”プレスラインの深いへこみ”はリペア不可と言われていたので実際に教えてもらうことはありませんでした(ーー;)
しかし今では業界全体の技術も飛躍的に上がってきているのでこの位のへこみでしたら現在のスクールの卒業生であれば充分リペア可能です!←っと自分が教えた卒業生の方達にもプレッシャーをかけておきましょう(^^ゞ
しかしプリウスのプレスラインと言えばこの記事は忘れられません!?この時はさすがに翌日筋肉痛になりましたから・・・
確か、この時には愛知県から来ていたスクール受講生Mさん(今では地元でバリバリ頑張ってますよ!)が一日中、私の背中に張り付いて作業の一部始終を見ながら・・・
”ふぅ~~、見てるこっちのほうが息が止まるわぁ~~”っと呟いていたっけ^_^;
そして、こちらは・・・
せっかくご相談いただいたのですが・・・ドアを開けた際に突起物にガツン、残念ながら予想以上に深すぎてリペア不可でした(ーー;)
この深さもそうですがこれはパネル平面だったので局地的に伸びが激しく物理的な限界を超えているケースです。
このリペアの可否の見極めは本当に難しいのですが、まずは私達に見せていただくことが大切かと・・・デントリペアで無理となってから板金塗装に切り替えて検討するのも遅くはないかと思います。。。