消えない傷を・・紛れ込ませる!?
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- 2025年04月19日
- デントリペア
世田谷区より・・・スバルレヴォーグのオーナー様、リヤフェンダーに当て逃げによるへこみとのことでご相談いただきました。
メールでご相談いただいていましたが完全に擦られてしまっているためお役に立てるか否かは現車確認のうえ判断させていただくことに・・・このように動きながら出来たへこみに於いてはデントリペアでの完全修復が困難となり通常の鈑金塗装にメリットがあることも多々あるため慎重な見極めが必要となります。
オーナー様の出来る限り再塗装は避けたいというご要望にお応え出来るのか?特に横筋状のへこみの場合はリペア後どうしても塗装肌の潰れ(傷)が違和感として残ることがあります。また局地的にパネルの伸びがあると絞り切れない箇所が歪みとして顔を出してきますので・・・その辺りも含めてじっくりお話しのうえお引き受け出来るのか否か判断しています。
そして・・・お引き受けしたからには出来る限りのことをしたいですからね。磨きで消えない傷も出来る限りツールでの微調整をして元の塗装肌に紛れ込ませること、コンパウンド等は使いますが傷を消そうとするあまり2000番程度のペーパーで砥いだりするとリペア箇所だけが鏡面(肌がなくなってツルツル状態)になってしまうので厳禁(+o+) しっかり塗装肌を残すこと(磨ける膜厚には限界がありますので・・)が最善のリペアだと思っています。
八王子市より・・・スバルフォレスターのリピーター様。
洗車の際に脚立を使って・・・その脚立を倒してしまったそうです(>_<) ズリッと縦に深いへこみですがこちらも磨きでは完全に消えなそうな傷も付いていました。
こちらはへこみをほぼ出した状態・・・ですがくっきりと傷が残って入ますね( ;∀;)
先程同様にへこみ周辺含めてしっかり塗装肌を残しながら出来る限り傷が目立たないように仕上げました。オーナー様にも”もう気になりません”っと大変喜んでいただけました(^^)/
稲城市より・・・レンジローバーイヴォーグのこちらも3回目のリピーター様。前回は写真でお伝えすることが難しい程のリペアでしたが!?今回は・・・
ドア下部のプレスライン上にくっきりと( ;∀;)・・・これはさすがに目立ってしまいます。
国産車とは構造が異なり工具アクセスに少し悩みましたが内張りを外してみたらアクセスポイントがあったので無事リペア完了です。僅かな点傷も付いていましたがその横にも元から傷がありどちらもまず気にならないレベル、この程度ならデントリペアが最善と言えるでしょう(^^)/
やはりへこみが出来た際に全く無傷というのはなかなかないもの・・・あまりにも深いとどうにもならないこともありますし、既に欠けや剥げになっていたらそもそもNGとなります・・・それでももしもの時には磨かずにそのままの状態でご相談いただければと思います。